アルピニストの野口健さんは、環境問題のコメンテイターとしてニュースになる
ことが多く、最近では能登半島地震のボランティア活動で注目を浴びました。
今回は野口健さんにスポットを当てます。
野口健の登山歴
野口さんの登山は、1990年~1999年まで集中して行われ、7大陸最高峰登頂、
2007年エベレストの2回目登頂(ネパールとチベットの両ルート成功)
2023年はアイランドピーク6189m登頂、その他の年にも日本では富士山、
八ヶ岳などを登頂しています。
そんなに登山を頻繁にしているような感じはしていないので、
彼自身も、登山家と名乗るよりアルピニストと名乗った方がいいと
思ったのでしょう。
ここで、ふと思い出したのがK2です。
私の記事でも『イモトアヤコが滑落した中島健郎さんについてコメント~エベレストより難し山K2』
でK2(8611m)を紹介しましたが、野口さんは登っていません。
K2は2番目に高い山なので、登るのが当然と私は考えていたのですが、
エベレストは登ってもK2は登っていない人は案外多いようです。
『センカクモグラを守る会』とは?
野口さんはあらゆる環境問題に常に強い関心を持っており、尖閣諸島での
環境問題にも強い危機感を抱いています。
『センカクモグラ』とは尖閣諸島にいる固有種のモグラです。
センカクモグラは他の種に較べて吻部が細長く、上下顎の前臼歯の数が3対に減少しており、これまでに知られているモグラ科のどの属とも異なる。 日本哺乳類学会によって危急種に指定され、環境省や沖縄県のレッドリストでは最も絶滅のおそれの高い絶滅危惧 IA 類に指定されている。
このモグラ以外にも、節足動物だけでも
センカクキラホシカミキリ、センカクズビロキマワリモドキ、
ウオツリナガキマワリ、センカクサワガニ、オキナワクロオオアリ
などがいます。
尖閣諸島は野生のヤギが多く、島の草類を食べつくして裸地化させており、
このままでは、全く草が無くなって生態系が破壊されてしまうという問題
があるのです・・・
尖閣諸島は領土問題が絡むだけに非常に難しい問題ですが、
政府に言い続けることが取り組みへのまず第1歩でしょう。
富士山のゴミ拾い
野口さんと言えば、いろいろな山の清掃をやっていますが、
富士山のゴミ拾いは特に有名です。
環境NPOの『富士山クラブ』を本格的に立ち上げており、ゴミ拾い活動を
一般の人も参加できるようにしています。
このサイトに「よくあるご質問」があるのですが、その中に
野口さんに会えますか?という質問があります。
野口さんと一緒にゴミ拾いをすればモチベーションもかなり上がるでしょうが、
全国を飛び回っている野口さんには会えないとの回答です。
でも、ひょっこり会えることもある、と書いてもあるので、参加される
こともあるのでしょうね。
まとめ
野口さんの活動を偽善だとかパフォーマンスだとか言う声もありますが、
どれも単なる思い付きではなく、じっくり腰の据えた活動になっています。
どんどんやって欲しいと私は思います。
野口健さんの今後の活躍を期待しています。
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